ドアーズ紅茶 ( DOORS ) :ジャルパイグリ
北東インド、ヒマラヤ山脈の裾にあり、アッサム州に続く海抜30〜300メートルの丘陵地帯に茶園があります。
茶園数149、栽培面積60,000ヘクタール、年間生産量約85,000トンです。
ドアーズ茶は、ヨリのきいた黒褐色の茶で、味はやわらかく、芳醇でコクもあり、すい色も濃いですが、香り味ともにアッサム茶よりやわらかく、ダージリン茶より香りが弱いので、ダージリンの香りとアッサムの強さの中間を持つお茶といわれています。 3〜4月にかけてのファースト・フラッシュの茶は香りが良く、味もまろやかでアッサム茶に良く似た茶が生産されています。
ストレート・ティーやミルク・ティー向きです。
テライ ( TERAI )
北東インド、 ヒマラヤ山脈の裾にある海抜30〜300メートルのダージリンに続く丘陵地帯の平野部に茶園があります。
茶園数43、栽培面積10,000ヘクタール、年間生産量は約13,000トンです。 テライ茶は、黒褐色の小さな茶葉で、ダージリンに似た香りを
持つものも生産されますが、ダージリン茶ほど強い香りではなく、ドアーズ茶のようなアッサム茶に似た強さやコクはありません。
3〜4月にかけてのファースト・フラッシュはダージリン茶に似た香りで、柔らかな風味のお茶が一部生産されています。
ストレート・ティーや軽めのミルク・ティーでお召し上がり下さい。
カングラ ( KANGRA )
北西インド、ヒマラヤ山脈の麓、カングラ渓谷の山腹600〜1,500メートルのカシミール高地に茶園があります。 この地域では、大部分が緑茶を作っていますが、いくつかの茶園で中国雑種の茶葉から紅茶を生産しており、3〜4月にかけてのファースト・フラッシュの時期に生産された茶は、ダージリン茶に似た香りがあり、味はダージリンよりも柔らかく「ヒマラヤン・ティー」として有名です。
ストレート・ティーや軽めのミルク・ティーで。
デラダン ( DEHRA DUN )
北西インド、中国とネパールの国境の山岳地帯で、寒さに強い中国雑種が植えられていて、ほとんどがチベットやネパール向けに中国茶に似た緑茶を生産しています。
茶葉は小さく、よくしまっており、すい色は明るく、味も爽やかで、しっかりした味の緑茶です。
オリッサ ( ORISSA )
北東インドのカルカッタに近い、オリッサ州の平原に茶園があります。
ここではアッサム雑種の茶樹から紅茶が造られています。
春摘みのファースト・フラッシュの紅茶は、アッサム茶に似た香りと柔らかな風味で、
ミルク・ティーやバリエーション・ティー向きの紅茶です。 |
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カナン・デヴァン ( KANAN DEVAN )
南インドのカナン・デヴァンは、世界最高地 (2,300メートル) に茶園があることで有名です。
1〜3月にかけてニルギリ茶に似た茶が生産されます。
ストレート・ティー、ミルク・ティー、バリエーション・ティーに。
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